パジャマを脱がして。

思ったこと、考えたこと、コンプレックスを記録するブログ。

雨と耳

 とても久しぶりに記事を作る。

 前回は続きもので、途中まで書いていたのに放置していた。急かされるものでもないから、またゆっくり書こう。

 

 雨の日は体調が悪くなる人がいる。例に漏れず私もその一人だ。

 頭痛がする、何となくだるい。こういった症状は子供の時からの付き合いだ。痛いと言っても薬が必要なほどでもない。温かい飲み物を摂って、しばらく目をつぶったなら平気だ。

 しかし社会人になってから、雨の日の客が増えた。

 実は仕事のストレスで、春から右耳の調子が悪い。内側の激しいズキズキした痛み、外から鋭く突かれたような痛み、耳閉感と聞こえにくさ、汽笛のような耳鳴りと音叉を殴りつけているような耳鳴り、ふわふわとしためまい-書き連ねるとたくさんの症状があがるが、検査では耳そのものに異常はなく、以前から患っている自律神経失調症の一つと片づけられているのが現状だ。(確かにストレスが和らいでいる時は症状は軽い)

 この耳の違和感こそが、新しい雨の日の客である。

 この客は雨に敏感なようで、激しく降るなら同じように騒ぎ立て、雨があがるとそろそろと帰っていく。しかし次に訪問する理由のためなのか、必ず耳閉感の忘れ物をしていくのだ。そして耳閉感は取りに戻って来てもらうことなく、春からずっと私の中に居座っている。

 私はこの耳閉感が嫌いだ。彼がいると外からの音がよく聞こえない気がする。それなのに自分の息づかいは反響し、聞きたくもないのに聞かせてくる。息遣いの反響は、今、自分はとても息が荒いのでは?やかましいのでは?見苦しいのでは?と心配にさせ、息をひそめさせる。当然苦しい。苦しくて焦る。気が付くと耳には痛みや耳鳴りと言った客まで入り込んでいる。これが雨の日では「おう、ちょっと雨宿りさせてくれや」と言うように図々しく長居するのだ。

 初めのうちはお客様お帰りくださいと、こちらが頭を下げ、しばらくじっと床を見つめていたらスゥといなくなってくれた。しかし低姿勢で出すぎて舐められたのか、最近は頭を下げようが暴れようが、客の気分次第で帰る帰らないが決められているようだ。まったく迷惑である。お客様は神様ではない。神かどうかは私が決めることだ。

 

 雨はそこまで好きじゃなかった。たぶんこれからも好きではない。裏日本は雨雪曇りばかりだから、慣れても好きになれない。しかも不躾な客までいる。

 雨は好きじゃない。