パジャマを脱がして。

思ったこと、考えたこと、コンプレックスを記録するブログ。

ラジオの中のあの学校の話

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お題「好きなラジオ番組」

 

 初めてお題スロットを使いました。好きなラジオ番組の話です。 

 

 TOKYO FM系列で平日の22:00~24:00にかけて放送しているSCHOOL OF LOCK!という番組が好きでした。でした、というと終わったいで誤解されそうですが今も開校しています。私が現在リスナーじゃないだけです。

 

 この番組はラジオの中の学校という設定で、未来の鍵を握るラジオの中の学校をコンセプトにしています。なのでDJは校長先生と教頭先生、リスナーは生徒、私のように昔聞いていた人は卒業生と呼んでいます。番組中の様々なコーナーは10代に人気のある芸能人やアーティストが日替わりで担当しており、彼らも先生にあたります。まぁここら辺は公式HPとWikiを見た方が詳しいです。

 

 私が現役で聴いていたころの先生は、校長は俳優の山崎樹範さん、教頭はお笑い芸人のマンボウやしろさんでした。

 アーティストは、アジカンとかチャットモンチーとかBaseBallBearとかYUIとか9mmとか何か月かに数回バンプやってたりしてました。Perfumeは今も先生やってるみたいだけど。

 ここまで書いて、だいぶ懐かしい気持ちになってきた…。

 女優、女性タレント枠は榮倉奈々さん、堀北真希さん、新垣結衣さん、戸田恵梨香さん、栗山千明さん、北乃きいさん…等々なかなかそうそうたるメンバーでした。

 

 私がSOL在校生だった時は、番組HPの掲示板に書き込むと校長たちが放送中読んでくれたり、電話がつながったり、書き込みを見た生徒どうりが返信しあったりして番組を形造っていました。あと高校生バンドの発掘企画みたいなの。閃光ライオット、今もやってるのかな。今はこのあたりも変わったのかな。ラジオドラマとか、小説の応募もあったよね。

 出演者のラインナップよりも、掲示板で先生・生徒まぜこぜのやり取りや、リスナーが出演するイベントの開催など、リスナー参加度が高いことがティーンの心をつかんだのかなぁと、大人になって思っています。

 番組聞いていたらスタッフから電話かかってきて、「もしかしたら校長たちとつなぐかもしれないからスタンバイしてくれ」って言われると、もうドキドキしてましたね。絶対につながるってわけじゃないんですけど、それはそれで次はもっと面白いこと書き込もうとなりました。

 

 なかなか電話つながらないなー。まっいっか!と過ごしていましたが、1度だけ、やましげ校長やしろ教頭とお話しできました。

 リスナーが何かの音を出すから、なんの音かを先生たちが当てる企画で兄に電話がつながったことがあります。兄が出した音は、砂壁を恐竜の模型でひっかく音という絶対わかんねぇし、わからせる気ねーだろ!!というものでした。(他のリスナーもみんなこんな感じでしたが)

 兄の音に対して大喜利する校長・教頭が面白いし、壁が傷んじゃうのに馬鹿なことをしている兄がおかしくて、隣にいた私が笑っていたら声が拾われてしまったようで、校長・教頭が「なんか妖精の声がするぞ!」と言い出しました。余談ですが、当時の私は妖精って言うよりオークな見た目でした。

 妖精の声がする!発言で、兄が妹(私)の声だと言ったら、校長たちが代わって!と言ってくれて、念願かなってお話しできました。ヒントちょうだい!と言われたり、珍回答に巻き込まれたりしてとても楽しかったです。

 でも一番うれしかったのは、「きれいな声をしている」と言われたことでした。

 子どもの時、普段から家族に声が低くて汚いと言われていたので、声がコンプレックスで話すことは得意ではありませんでした。それでもSOLの電話に出たい!と強く思っていましたし、そんな思いがあった上でつながった電話(兄の力ですが)で「声がきれい」と言われたことは嬉しくて嬉しくて、その日の放送が終わり布団に入った時、ちょっとだけ泣きました。

  それと大学受験の前日、緊張を抑え込みながらホテルで勉強をしながらSOLを聞いていた時、受験が不安だから校長に応援して欲しい内容の書き込みを読んでもらったのも思い出です。無事にそこの大学には合格し、楽しい4年間を過ごせました。大学進学とともにだんだん聞かなくなり、この間たまたま車のラジオで聞いて「まだやってたんだ!」と嬉しくなりました。

 

 

 幼稚園~高校まで、いじめられっ子ではないけどクラスに馴染めず、家庭も小さなトラブルが常に転がっている生活だったからか、10代の頃はとにかく消えたい、遠くに行きたい、なんて気持ちが強かったです。ですが実際に家出することもできず、転校したいとも言えず悶々としていましたが、兄にSOLを教えてもらえて本当に良かったです。

 番組を聞いて、掲示板を見て、クラスメイトには言えないことや、家族に聞いて欲しいけど聞いてもらえない些細なこと、本当に意味のないくだらないこと、なんでも言えるし、聞いてくれる人って本当にいるんだ!といった気づきを与えてもらいました。

 また通学している学校に馴染めなくても、ラジオの学校で和気あいあいとすることで、本来の学校での充足を補っていたのかもしれません。

 

 はっきり言って、小・中・高校は嫌いです。母校愛なんてありません。ですが、そこに向かなかった気持ちがSOLに向かい、正しく昇華されたとしたら。あなたの作った番組で、学校の楽しさを覚えた人がいるよと言ったら、その人は喜んでくれるでしょうか。私みたいなティーンエイジャーが救われるでしょうか。

 たまには母校を訪問しようかな。